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室内壁 カビ汚れを塗装できれいに / 香取郡東庄町 H様 ①
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2023.01.19
ご近所様施工中にお声掛けしていただき今回お仕事させていただきました。
ご相談内容は
・内部壁塗装
です。
まずは現状調査です。
![](https://ishigetoso.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/東庄林様_20220915_0008_未設定_カビ.jpeg)
![](https://ishigetoso.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/東庄林様_20220919_0017_未設定_施工前.jpeg)
![](https://ishigetoso.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/東庄林様_20220919_0015_未設定_施工前.jpeg)
漆喰壁仕上げの壁でトイレ、脱衣場、洗面室と3部屋ともカビ発生です。その他のリビングなどは大丈夫です。
※(珪藻土や漆喰などの天然素材による塗り壁で問題が出てきているのがカビの発生です。
具体的には、
内壁に珪藻土を塗ったけれどカビが生えてしまった・・・・と言うようなトラブルです。
結論から先に申し上げますと、
防カビ性能をうたう塗り壁材であっても一定の条件が揃うとカビが発生します。
まずはカビが発生するメカニズムを簡単に説明させていただきます。
カビの元となる胞子と呼ばれる原因菌は、目に見えませんがいかなる場所にも無数に浮遊しています。
それら胞子が湿度・温度・栄養・酸素の条件が整う事によって一気に繁殖します。
その結果、私たちが見るカビとして姿を現します。
天然素材の塗り壁の代表格である珪藻土や漆喰には、
室内の湿気を吸ったり吐いたりする「吸放湿性能」と言う特徴があります。
この特徴から、
珪藻土や漆喰がカビの大敵である湿度を吸ってくれるのでカビの発生を抑制すると謳われることが多いです。
実際、これは正しいことです。
しかし室内の湿度を吸う事で室内環境は良くなるのですが、
ここで注意しないといけないのが「吸放湿性能」の「放」の部分、
つまり「吸った湿度を吐かせてあげなければいけない」と言うことです。
カビが発生する条件として一番影響があるのは湿度です。
珪藻土や漆喰に限らず、天然素材である塗り壁は湿気を吸います。
ただ、吸ったままではいけません。
それらを吐かせてあげないと、カビの原因になる湿度をずっと蓄えたままになり、
そこにカビの胞子が付着し、限界量を超えてカビが発生します。
湿度を吸ったままの状態にせず、吐かせてあげる事も重要です。
具体的にはこまめに換気をすることです。
近年の住宅・建物は機密性が非常に高く、カビにとっては非常に好条件になります。
玄関・寝室・脱衣所・北側の部屋は特に注意が必要です。)
状況を説明させていただき塗装提案させていただいて施工となります。
まずは下準備の養生です。
<カビ止めシーラー><ひび割れ補修><中塗り><上塗り>と4工程有るため一日では仕上がりませんので施主様がトイレなど使用できるように養生します。
![](https://ishigetoso.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/東庄林様_20220915_0007_内壁_養生.jpeg)
またスイッチカバーや洗面台の鏡など外せる部分を外します。
<カビ止めシーラー>
カビを止めるためのシーラーを塗装します。
この材料は匂いもかなり少なくお客様も通常通り生活できます。
![](https://ishigetoso.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/東庄林様_20220915_0002_内壁_下塗り.jpeg)
今回はここまでで次回仕上がりです。